一般的な企業とは、様々な面で違うところがあるベンチャー企業ですが、実際に働く前に必ず押さえておかなければいけないことがいくつか存在しています。
今回はそんな「ベンチャー企業の基礎知識」についてご紹介します。

1.1人当たりの仕事量が多い

ベンチャー企業に勤務して、最初に感じることは「とにかく1人当たりの仕事量が多い」ことです。
会社の規模が小さいベンチャー企業は、たくさんの従業員を抱える余裕はありません。
「基本的に人手不足」であることはベンチャー企業の常といえるでしょう。

そういった背景があるため、会社としての採用方針は「少数精鋭の人材を集める」という方針を取ることになります。
一般的な企業であれば、複数人で分業するような業務を、1人でいくつも兼任することも普通です。
また職務範囲外の仕事も頻繁に飛んできますので、定時で仕事を終えられることなどまずなく、つねに残業がつきまといます。

結果として、俗にいう「ワークライフバランス」などは全くないと考えておく必要があります。
残業が多い環境では仕事をしたくないという人は、ベンチャー企業に勤めることは難しいといわざるをえません。

2.組織体制が整っていないことが多い

ベンチャー企業は立ち上げたばかりで、資金繰り以前の問題として、就業環境が整っていないことがほとんどです。
本当に起業直後の会社であれば、個人事業主の下でアルバイトをしている状態と、大して変わらない待遇であることも珍しくありません。
大企業では普通に存在する、リフレッシュ休暇や長期休暇、家賃補助や食事補助といった福利厚生は皆無です。

また女性であれば特に気になるところである、「働く女性に配慮した各種制度」など、夢のまた夢といっても過言ではありません。
もちろん会社側も来るべきIPOに備え、就業環境の整備には腐心していることがほとんどですが、その努力が現実に追いついている会社はほとんどないでしょう。

3.常に倒産のリスクをはらんでいる

そして最も大きな不安要素は、「いつ倒産してもおかしくないのがベンチャー企業」という部分です。
「倒産」という言葉は、一般的な企業にしか勤めたことのない人にとっては、そうそう縁のない言葉だと思います。
しかしベンチャー企業にとって、倒産の危機というものは日常茶飯事に襲ってくるものです。

最近はそこまでギリギリの会社も珍しくなりましたが、一昔前のベンチャー企業であれば、新製品をリリースするたびに会社に残された現金をほとんど注ぎ込んでいるため、次の決算期までに予定通りの売上が上がらなければ、給料未払いどころか会社自体が倒産することもありました。

まとめ

ベンチャー企業に勤めるということは、限界に挑戦することといっても過言ではありません。
この辺りの覚悟を持たずに就職してしまうと、入社から3ヶ月ももたずに退職することになりかねません。